ツバメの巣作り 後編下 2016.8.1分2017.1.14
お待たせいたしました その後のツバメたちは如何なる結末に・・・ 巣から落ちたヒナは 丁重に高野川へ葬ったのだ とてもかわいそうで その後 ツバメの姿が見えなくなり 2・3日して諦めて覗いてみると あどけないヒナの姿が目に飛び込んできた 二羽確認し とてもラッキーな日になった それからと云うもの 親鳥が日に何回も餌を運んで来て玄関先がとても賑やかになった しばらくして よくよく見ると驚いた事に三羽いたのだ 親鳥の仲間か 隣鳥(隣人)かがやって来て 無事に生まれたお祝いだろうか 巣を覗きに四・五羽が次々と制止飛びしながら歓声をあげ始めた それからあまり覗くと親鳥も神経質になると思い 気に留めないようにしていると 知らぬ間に 一週間で立派な姿になっており 一丁前に胸を張って 大人のまねを・・・ 次の日には 巣立ち とても速い展開に驚くばかり 7月31日 日曜日 午前9時から10時に突然 一羽が飛び出し道路の真ん中に飛び降りた 巣から落ちたのではないかと慌てて近づいたのだが 全然動じない 車が来るのを制止 さながら交通巡視係 親鳥と一緒に顔を見合わせながら 子供を思う気持ちはまるで人間と同じなんだ なんだかツバメと心がつながった 何んとか道路の端に誘導できたとホッとしている矢先 巣に残された二羽が次々と飛び出した 二羽とも向かいの駐車場に飛び込み 一羽は壁にしがみ付き もう一羽は車の下に潜り込む 結局 駐車場にあるプランタンに三羽とも追い込みに成功 お昼も過ぎ 日も落ちかけても飛び立つ気配がしない このまま夜になって猫に襲われる可能性も少なくない ゴム手袋をして段ボール箱を用意 わしづかみに次々捕まえ さながら籠の鳥 もとい 箱の鳥だ 一番大きい脚立をまっすぐに伸ばし梯子にして一羽づつ巣に戻すことに成功 親鳥も心配そうに後を追っかけ 人のように叫んでもおかまえなしだ 一件落着 親鳥も巣に戻り その日は暮れていきました 翌日はサロンは休業日 朝早く6時頃かな 巣の左前にある電信柱に停まりながら親鳥が子に巣立ちを促しているさまを目の当たりにした 気にして近ずくとプレッシャーを与えてしまうのではと 心を鬼にして その場を立ち去った お昼前に見に行くと 既に巣だった後 後で聞くと 店の者 近所の人 皆一様気にして覗きに来たと云う 無事巣だったようである 見渡すと親鳥と思うツバメが二羽電線にとまている 目が合った こちらに飛んできて何回も目の前を楕円形に旋回 喜びに満ちた鳴き声を僕に送ってくれた 丁寧に 一羽が終わるともう一羽も同じように 感激に満ちた日になった
ネットアップが遅くなったことをお詫びいたします 後日スタッフが彼らを見つけ スタッフに家族揃って挨拶に来たみたいに 我々の見守る中飛び立っていきました 今年は酉年 また帰ってきて新しい命が大空へ飛び立ちますように